本寺の能満寺で降誕会があると能満寺の誕生仏と共に、高岳院の誕生仏も一緒にお祀りされる。
大きなお兄さんと、小さい子供のようではあるが、現代にも受け継がれる、高岳院の誕生仏の姿だ。
お釈迦様は、お生まれになってすぐに、七歩 歩かれて「天上天下唯我独尊」と唱えられました。「天の上にも下にも私ほど尊いものはない。」ということは、私だけが尊くて、他のものはそうではない、というものではない。
永遠の命の流れの中で、縁をいただいて、たまたま私というものが存在している。増えもせず減りもしない、命の営みの不思議が尊いといっているのだ。